何かとお金のかかる結婚準備。結納や引越し、新生活の準備はもちろんのこと、結婚式にかかる費用も大きいです。
「ゼクシィ」の調査によると、挙式・披露宴にかかる平均費用は327.1万円。「平均でこんなに高いの!?」と思うかもしれませんが、筆者の場合は200万円代で済ませることができました。
またプレ花嫁に人気のブログ「結婚式ちゃっかり節約術」の管理人ayaさんは、やりたいことをやったうえで、想定費用よりも73万円節約して結婚式を挙げています。
そこで本記事では、内容も金額も満足できる結婚式にするために、費用を賢く節約する裏ワザを7つご紹介しましょう。
後悔する前にまずは理解すべし!節約OK・NGのライン
「結婚式は一生に一度」だからと、やりたいことを詰め込みすぎると費用が膨大に。逆に、節約しすぎは新郎新婦自身だけでなく、ゲストから「ケチってる?」と不満を招いてしまいます。
まずは節約OKと節約NGのラインを見極めることが大切です。
節約してもOKなもの
まずは結婚式で節約OKなものにはこちらがあります。
- 招待状、席次表、メニュー表などのペーパーアイテム
- ウェルカムボードやフォトプロップスなどの装飾アイテム
- ドレス、タキシード、アクセサリーなど自分が身に着けるもの
- 写真・ムービー撮影
- 挙式・披露宴での凝った演出
- ブーケ・テーブル装花・会場装花
- ブライダルエステ
- ゲストの人数
ペーパーアイテムや装飾アイテム、アクセサリーなどは小さいけれど節約できるポイント。
ドレス類やブライダルエステなど新郎新婦にかけるもの、さらに演出や写真・ムービーなど「必須ではないけどあったら良いな」というものも、節約可能です。
また招待ゲストの人数は少ないほど節約しやすいです。
結婚式へ招待するゲストの平均人数は、49.1人。100人や300人招待していた時代もありましたが、令和時代は親族や恩師、親しい友達だけでの少人数ウェディングがトレンドです。
節約したらNGなもの
結婚式で節約したらNGなものは、主にゲストに提供するものです。
- ギフト・引出物
- 料理
ゲストに渡す引出物や、受付のお礼ギフトなどはケチらないこと。相場をチェックして、喜最適なギフトを選びましょう!
ゲストの人数を抑える代わりに料理は豪華なものを提供しましょう。多くのゲストは料理を楽しみに結婚式に来ており、ゲストの評価も料理に左右されやすいです。
引出物も料理も、ゲストに喜んでもらうためのもの。あまり節約を考えず、満足してもらえる結婚式を目指しましょう!
結婚式費用の節約裏ワザ11選
結婚式費用は何でも節約するのではなく、賢く節約しつつ、やりたいことを叶えるのがポイントです。
満足できる結婚式にするために、節約の裏ワザを11個ご紹介します。
挙式の時期や日取りを工夫する
まずは挙式の時期や日取りを工夫することが最初の節約に!
結婚式に人気のシーズンは春や秋など過ごしやすい季節、大安など縁起の良い日、人が集まりやすい土日祝日で、このシーズンの費用はやや高めの傾向に。
逆に、次のような時期や日取りは安くなります。
- 真冬や真夏
- 平日
- 「仏滅」や「赤口」など縁起が悪いとされる日
- 夕方から夜にかけての時間帯
加えて、結婚式まで3ヶ月以内など日にちが短い場合も以外と安くなります。
式場側も何も予定が無い日をなるべく減らしたいため、空いているスキマの日取りに予約を入れたいのです。
特にこだわりがなければ、安い日取りを狙いましょう!
式場の見学はブライダルフェアで!
式場を見学する際は、積極的にブライダルフェアに参加しましょう。
ブライダルフェアでは式場の様子や料理の試食、ドレス試着など様々な体験ができます。さらにブライダルフェア参加でギフト券や成約で演出プレゼントなどの特典も。
ブライダルフェアは3〜5件回ってしっかり比較することと、回り方のポイントを押さえることが大切。他の式場の見積もりを持って行き、値段を交渉することもできますよ。
会場はホテルやレストランが安い
式場の見学は、ブライダルフェアに参加しまくることがポイント!実は「ゼクシィ」や「ハナユメ」などのサイトから予約して参加するだけで、商品券や電子マネーがもらえるのです。
迎賓館などの専門式場に憧れる人は多いですが、ホテルやレストランの方が費用は安めです。
ホテルならスイートルームに泊まれたり、ゲストの宿泊先を確保できたり、またレストランなら料理やデザートが格段に美味しいなど、その式場なりの特典もあります。
ペーパーアイテム、装飾アイテムは手作り
ペーパーアイテムの平均金額:1部あたり1,145円
(招待状、席次表、席札、プロフィールパンフレットなど)
式場に飾る装飾アイテムは大掛かりなものを用意する必要はありません。百均にある材料で手作りできます。
筆者は結婚式で作成したウェルカムボードを今でもインテリアとして飾っており、自分たちの思い出作りにもなりました。メルカリなどでも安く売っているので、購入するのもアリですね。
席次表やメニュー表などのペーパーアイテムは手作りすれば多少の節約はできますが、手間がかかるのが難点。こちらもネットで格安で作ってくれる業者を探してみましょう。
【Biluce×パーフェクトフォト】コラボテンプレートで作るウェルカムボード
ゲストをお出迎えするウェルカムボード。WEB招待状の「Biluce」と高品質なフォトブックの「パーフェクトフォト」がコラボしたテンプレートで、完全オリジナルのウェルカムボードをお得に作れるキャンペーン中です!
紙の招待状はWEB招待状に!お金と手間、受付の負担を削減
実はペーパーアイテムの中でも、招待状はさらに節約が可能なアイテムです!
結婚式といえば紙の招待状が届いて、返信ハガキを出して……というのが一般的でした。デジタル化が進んだ現代、WEB招待状が登場し、広く普及しつつあります。
紙の招待状だとゲスト1人1人に住所を聞く必要があったり、宛名・住所を手書きしたり、印刷したり、返信ハガキや切手まで用意しないといけなかったりなど、手間もお金もかかります。
WEB招待状ならスマホ1つで簡単に招待状を作成でき、LINEやメール、SNSなどを使ってゲストに送るだけ!しかも料金は無料です。これまでの招待状作成にかかった手間もお金も節約できます。
出欠の返信もオンラインで送信するだけ、ご祝儀・会費の事前決済機能がありクレジットカードで支払えるなど、ゲスト側にもメリットがたくさん。
さらに、結婚式以外でも飲み会や子供会、パーティなど幅広く活用できるのも魅力です!
ブライダルエステは体験コースをはしご!部位も絞る
ブライダルエステの平均金額:総額9万5000円
ブライダルエステの料金は1回で約1万円、そしてほとんどが数回のコースプランです。コースで契約すると、高くて10万円するところも。
ただし体験コースなら1回5,000円や、何と500円で受けられるサロンも多いです。ブライダルエステは1つのサロンでコース契約するよりも、複数のサロンの体験コースをはしごすると格安で受けられます。
またウェディングドレスを着て見える部位のみに絞ることで、さらに効率アップ。フェイシャル、二の腕、ワキに絞りましょう。
司会、カメラマン、ヘアメイクは持ち込みを交渉
当日のスナップ・ムービー撮影の平均金額:20万6000円
式場提携の司会、カメラマン、ヘアメイクは各10万円など、意外と高額。近年はフリーランスの司会、カメラマン、ヘアメイクも増えているので、持ち込みを交渉すれば10万円以上の節約になります。
ただし持ち込み料がかかる場合もあるので注意。持ち込み料交渉のコツは「持ち込み料がなければここにします」など契約をチラつかせること。無料や割引にしてもらいやすいです。
また式場で作るオープニングムービーも持ち込みが可能。動画のみの持ち込みなら、持ち込み料がかからない式場がほとんどですよ。
テーブル装花やブーケの見栄えを落とさず節約
会場装花の平均金額:総額18万7000円
ブーケの平均金額:総額4万6000円
テーブル装花やブーケは節約したいけど見栄えは落としたくないもの。実はちょっとした工夫でボリュームそのままに節約できるのです。
ラナンキュラスなど結婚式で人気のお花はありますが、旬の時期から外れているときは高値。節約するなら結婚式を行う時期の旬の花や、1年中出回っているお花を選びましょう。
カスミソウは季節問わず入手しやすく安価なだけでなく、小花が集まっていてボリュームがあるためおすすめです。
また生花にお金がかかるため、生花以外のアイテムで工夫することで節約できます。たとえば、花瓶、リボン、キャンドル、LEDライト、ドライフラワー、テーブルランナーなど。小物は持ち込みが断然おすすめ!
さらに、葉や茎など緑の部分を増やすだけでも料金を抑えられます。緑が多いとクリーンでナチュラルなイメージの装花になりますよ。
式場でレンタルするより購入した方が安いアイテム
ドレス類の平均金額
ウェディングドレス:28万8000円
カラードレス:26万7000円
白無垢:18万9000円
タキシード:13万6000円
ベールやグローブなどのアクセサリーをレンタルするだけで、一式5万円もよくある話。式場でレンタルするよりも、ネットで購入すれば一式1万円以内で済みます。
筆者の場合、メルカリで購入したアクセサリーを結婚式で使用後、再びメルカリで販売し、次のプレ花嫁さんに届けました。
ウェディングドレスもネットや中古のドレスショップで購入して持ち込みすれば5万円〜10万円で収まります。
購入したドレスは前撮りにも着たり、結婚式後はメルカリでお譲りしたり、リメイクしてベビードレスにするのも人気です。
ゲストも満足度の高い演出
実は演出にはそこまで高い費用をかける必要はありません。ゲストも満足度の高い演出を4つご紹介します。
フラワーシャワー
挙式が終わって退出する際、ゲストがお祝いの気持ちを込めて花びらを浴びせる演出。造花を使えば費用を抑えられますし、花びらが優しく宙に舞ってきれいです。
フォトラウンド
ゲストのテーブルを1つ1つ周りながら写真を撮っていくフォトラウンドは、披露宴の定番演出。カメラマンがいれば追加料金は不要です。
ラッキードラジェ
ウェディングケーキの中に「ドラジェ」という砂糖菓子を仕込み、ゲストにサーブ。ドラジェに当たったゲストはプレゼントがもらえるという、くじ引きのような演出です。
自作ムービー
新郎新婦の紹介をするプロフィールムービーや、感謝の気持ちを伝えるムービーなどを自作して流すのも、会場が盛り上がりますよ。
結婚式のスタイルを工夫する
令和時代は、結婚式のスタイルも幅広くなっています。スタイルを工夫することで、大幅に挙式費用の節約が可能!
少人数婚 | 50名以下の親しいゲストだけで行う結婚式。 |
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リゾート挙式 | ハネムーンも兼ねてリゾートで行う結婚式。参列者は親族のみが多い。 |
フォトウェディング | 写真撮影のみを行うスタイル。挙式はせず、後日パーティーで親しい人だけで集まることも。 |
オンライン結婚式 | ZOOMなどのビデオ配信システムを利用して結婚式を行い、遠方にいるゲストに参列してもらうスタイル。 |
ハイブリッド結婚式 | 対面では家族のみ、他のゲストはオンライン結婚式で配信するスタイル。WEB招待状とも相性抜群。 |
手作りウェディング | 式場やプランナーを介さず、会場探しから料理の手配までを自分たちでプロデュース。費用を抑えてカジュアルなウェディングに。 |
自分たちにぴったりのスタイルで結婚式を行うこともぜひ検討してみてください。
今の時代に合った結婚式は、費用の節約にもなる!
デジタル化や非接触決済などが急速に進んでいる令和時代、ウェディングにもWEB招待状やオンライン結婚式といった新たなスタイルが生まれました。
特にWEB招待状は手間がかからず便利で、なおかつ費用の節約にもなります。
節約術には他にも、ドレスやアクセサリーの持ち込み、ブライダルフェアに参加、ブライダルエステの体験コースはしごなど、チェックしておきたい賢い裏ワザが盛りだくさん。
結婚式の節約術についてもっと知りたい人は、ぜひ「結婚式ちゃっかり節約術」もチェックしてみてくださいね。