新型コロナウイルス感染症の脅威からはや数年、デジタル化やが急速に進みました。現代ではリモート会議やキャッシュレス決済など、非対面・非接触がスタンダードになりつつあります。
そんな中、withコロナの新たな結婚式のスタイルとして、「オンライン結婚式」が今盛り上がっていることをご存知でしょうか?
2020年6月には、お笑いコンビ・バンビーノの藤田さんがオンライン結婚式を挙げたというニュースが報じられ、その後、オンライン結婚式を開催するカップルが続々と増えています。
では、オンライン結婚式とは一体どのようなものなのでしょうか。本記事では、オンライン結婚式の基礎知識をご紹介します。
オンライン結婚式は、”非対面”で行う「新しい結婚式のカタチ」
オンライン結婚式(別名:WEB結婚式・リモートウェディング・ZOOM結婚式など)とは、パソコンやスマートフォンのビデオ通話サービスを使って”非対面”で挙式や披露宴を行うという、まったく新しい結婚式のカタチです。
結婚式はカップルにとって一生に一度の晴れ舞台とも言われる記念すべきイベント。従来は、ゲストがお祝いの気持ちと共に会場に駆けつけてくれていました。
しかし2020年2月以降、世界中を恐怖の渦に陥れ、今なお猛威を振るい続けている新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で結婚式を中止せざるを得ない状況となってしまいます。
結婚式では、密閉・密集・密接の3密が避けられません。その影響により、結婚式の延期や中止を余儀なくされたカップルは、実に17万組にも及ぶという調査すらあります。
「それでも、愛する人とどうしても早く式を挙げたい」
「ソーシャルディスタンスを守りつつ、式を挙げる方法はないの?」
そこで注目されたのが、オンライン結婚式だったというわけです。
オンライン結婚式のメリット・デメリットとは?
メリットは感染予防と格安の費用
オンライン結婚式を行う目的のひとつであり最大のメリットは、ホストもゲストも感染リスクを限りなくゼロにできることにあります。
また、オンライン結婚式なら、従来の会場での結婚式にかかる費用を大幅カットすることができます。
本来、結婚式に必要な費用はトータルで約320万円が相場と言われており、非常に高額です。
一方でオンライン結婚式には、
- プロデュース会社や式場が提供するサービスを利用するケース
- すべて自分たちで準備するケース
のふたつがありますが、仮に業者に委託した場合でも20万~100万円程度。当然、自分たちで準備すれば費用はもっと安く抑えられます。
金銭的な問題によって結婚式を挙げることを諦めていた人にとっても、オンライン結婚式は心強い味方となってくれるはずです。
デメリットは結婚式の“臨場感”が欠けること
ただし、オンライン結婚式にもデメリットは存在します。
最も懸念される問題は、やはり“結婚式らしさ”が希薄になってしまうということでしょう。
結婚式と聞くと、和風、洋風の違いはありますが、どちらにせよ新郎新婦は美しい衣装を身にまとい、家族や友人など大勢の来賓者に囲まれながら華やかな雰囲気のなかで執り行われるものというイメージがあります。
ただ残念ながら、オンライン結婚式ではどうしてもそうした臨場感には欠けてしまいます。
本当に自分たちがやりたい結婚式はどのようなものなのか。開催の決定には細心の注意を払って絶対に後悔のないようにしてください。
近年では、オンライン結婚式と会場に集まるリアル結婚式を組み合わせたハイブリッド婚も登場!結婚式スタイルの選択肢もますます増えていますよ。
もうひとつ、オンライン結婚式はネット環境があり、なおかつ使いこなせるゲストでないと参加できないという大前提をしっかりと頭に入れておきましょう。
高齢のゲストやネット回線が整っていない環境にいるゲストなどを招待したい場合は、事前に対策を練っておくといった準備も必要です。
【配信ツール】幸せな空間を分かち合うなら「双方向型」がおすすめ!
オンライン結婚式の配信には、大きくわけて2パターンの配信方法があります。
- YouTubeなどの「一方向型」
- Zoom等を使った「双方向型」
それぞれ解説していきます。
一方向型
まず、YouTubeなどの「一方向型」は、その名の通り配信者が一方的にリアルタイム動画を流すという配信方法のことです。
言い換えれば、「配信中にゲストは発言できない配信方法」ということになります。ただし、コメント欄でのコメントは可能です。
もちろん、「二人の幸せな瞬間を動画で皆に見てもらいたい」というコンセプトであれば一方向型でも差し支えないでしょう。しかし、どちらかというとライブ配信であり、挙式という雰囲気ではありません。
インフルエンサーや芸能人などが、不特定多数に向けて配信するような場合に用いられています。
双方向型
対して、Zoom等を使った「双方向型」では、ゲストが配信ルームに入ることでゲスト同士の交流を楽しんだり、コミュニケーションを取ったりして、参加者全員で最高の瞬間を共有し合うことができます。
やはり、新郎新婦が主役となり、参加者全員が一体となって彼らを祝福するというのが、本来の結婚式を行う上での最大の魅力ではないでしょうか。
配信者によってオンライン結婚式の内容は異なりますが、ケーキ入刀や両親への感謝の手紙、そして誓いのキス――など、その場にいる全員が泣き、笑い、感動を分かち合うのが結婚式の一番の見どころであり醍醐味です。
リアルであろうとオンラインであろうと、結婚式という場所で生まれる特別な一体感に変わりはありません。
そのため、ほとんどのオンライン結婚式サービスでは、双方向型の挙式プランを用意しています。
当然、オンライン結婚式は必ず双方向型で行わなければならないというわけではありません。
まずは、お二人でどのようなコンセプトにしたいかをしっかりと話し合あった上で配信方法を決めるのが最善です。
人気のオンライン配信ツール・サービスまとめ
最後に、オンライン結婚式で使える人気のオンライン配信ツール・サービスをご紹介します。それぞれ、料金・時間・人数が異なりますので、式の内容や規模によって最適な方法を模索してください。
ZOOM
利用料金:無料(基本プラン)
利用時間:3人以上の場合は40分まで(有料プランなら24時間)
利用人数:100人
配信方法:双方向型
近年、会議や飲み会などでも用いられ、爆発的に利用者が増えているZOOMは、オンライン結婚式にもおすすめ!
ゲストはアカウントがなくても参加できるため、気軽に人を呼ぶことができるのも魅力です。
LINE
利用料金:無料
利用時間:無制限
利用人数:最大200人
配信方法:双方向型
言わずと知れたコミュニケーションツールであるLINE。
グループを作ってビデオ通話を行うだけなので、アカウントさえ知っていれば気軽にゲストを呼ぶことができるのが優れた点です。
Skype
利用料金:無料
利用時間:無制限
利用人数:最大50人
配信方法:双方向型
「ZOOM」が登場する以前のビデオ通話サービスの代表と言えば「Skype」でしょう。
一般電話や携帯電話にも発信できるため、非常に使い勝手が良いというメリットがあります。
YouTube
利用料金:無料
利用時間:動画を投稿する場合12時間以内、128GB以内
利用人数:無制限
配信方法:一方向型
「YouTube Live」という配信サービスを利用することでリアルタイムの結婚式を配信することができます。
基本的には一方向型の配信方法なので、用意しておいたウェディング動画の公開などに最適です。
新しい選択肢であるオンライン結婚式
オンライン結婚式は、コロナ時代に登場した”非対面”で行う「新しい結婚式のカタチ」。
コロナ感染予防にもなりますし、従来のリアル結婚式よりも大幅に費用を抑えて挙式・披露宴を開催できます。
しかし、従来の結婚式というステレオタイプからはかけ離れているため、理想の結婚式像をしっかりと抱いている人には向かない可能性も。そんなときには、オンライン結婚式とリアル結婚式のハイブリッド婚がおすすめですよ。
オンライン結婚式も新たな選択肢の1つとして、ぜひ検討してみてくださいね。
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