新型コロナウイルス感染症が広がっている今、これから結婚するカップルの選択肢のひとつに「オンライン結婚式」があります。
しかし最近急速に広まった結婚式スタイルのため「オンライン結婚式って何をどう決めればいいの?」と迷う人もいるでしょう。
そこで今回は、オンライン結婚式を挙げるときに「決めるべき10のこと」をご紹介しましょう。
オンライン結婚式とは?
オンライン結婚式とは、ZOOMなどのビデオ会議ツール、またはYouTube Liveなどのライブ配信ツールを使って、リモートで行う結婚式のこと。
リモート会議やオンライン飲み会などが広まっていますが、それらと同じように、オンライン結婚式でもオンライン上に集まって挙式・披露宴を行います。
近年はコロナ禍により「結婚はするけど、結婚式を挙げるかどうか迷っている」というカップルは少なくありません。
結婚式となると親族や恩師など高齢の方々も集まるため、なるべく自分たちやゲストへの感染リスクは抑えたいですよね。そんなカップルから需要が高まっているのがオンライン結婚式なのです。
オンライン結婚式については、こちらの記事でも解説しているので合わせて読んでみてください!
参考:結婚式もリモートに。新たなスタイル【オンライン結婚式】とは?
オンライン結婚式をおすすめするカップル
実は「オンライン結婚式にする・しない」には賛否両論があります。では、どんなカップルならオンライン結婚式の開催がおすすめなのでしょうか?
- コロナ禍で結婚式を泣く泣く延期、または中止した
- それでもお互いに結婚式を挙げたいという想いが強い
- 外出自粛中だが、遠くにいる親族や友達にも参加してもらいたい
- カジュアルで気軽に参加できる結婚式を挙げる予定
一度は延期や中止を決めたものの、いつか必ず挙げたい人も多いでしょう。しかしコロナ禍の今、それが“いつ”になるのか見通しがつきません。
そんなモヤモヤとした想いを抱えているカップルにこそ、オンライン結婚式がおすすめです。
逆に、次のようなカップルはリアル結婚式がおすすめ。
- 数ヶ月・数年遅れてもいいので結婚式は挙げる予定
- ゲスト一人ひとりと実際に会いたい
- 厳かな雰囲気の中で、伝統的な結婚式を挙げたい
「会場を使いたい」「ドレスを着たい」という希望は、実はオンライン結婚式でも叶えられるもの。しかしオンライン結婚式では叶えられない希望があるなら、リアル結婚式の方が向いているかもしれません。
リアル結婚式を開催予定の方は、WEB招待状を使って受付や決済を非接触で行うなどの対策を行いましょう。ビルーチェのWEB招待状には感染リスクを抑えられる機能がありますよ。
参考:【コロナ対策】受付・決済はリモートで!安心・安全な結婚式を開催するための選択肢
オンライン結婚式で決めるべき10のこと
オンライン結婚式ではリアル結婚式と同様、どのような式にするか、引出物や料理をどうするかなどを決めなければいけません。しかし会場にゲストが集まらないため、少しだけリアル結婚式との考え方が違います。
ここではオンライン結婚式で決めるべき10項目について見ていきましょう。
1.どんな結婚式にするか
リアル結婚式では「テーマ」を決めて準備を進めるカップルが多いです。オンライン結婚式でも、ぜひテーマを決めましょう!
決めたテーマのイメージに沿って招待状をデザインしたり、衣装を選んだり、会場の装飾を決めたりします。ゲストのドレスコードを指定してあげるのもいいですね。
そのテーマに沿って準備をすることで、ゲストも新郎新婦も楽しめるような演出ができますよ。
【オンライン結婚式に合うテーマ例】
- ガーデン
- 海
- カラー(赤×緑、ピンク×白など)
- 季節(春=桜、夏=ひまわりなど)
- モチーフ(星、ウサギ、クローバーなど)
2.どのオンライン結婚式サービスを選ぶか
オンライン結婚式の場合、挙式・披露宴会場を探す代わりに、オンライン結婚式サービスを探します。
オンライン結婚式サービスには価格が安く気軽に開催できるものから、ハイテク技術を使った映像配信ができるものまで、種類が豊富。
予算はもちろん、自分たちが求める結婚式像を明確にし、それを実現できるサービスを選びましょう。以下の記事でサービスを比較していますので、参考にしてみてください。
参考:【徹底比較】どれがいい?【オンライン結婚式】のサービス毎のメリット・デメリット比較
3.どこで配信するか
オンライン結婚式の配信場所には、会場・自宅・スタジオの3つがあります。
会場は、普段は挙式・披露宴会場として利用されている場所のこと。リアル結婚式と同じように装飾できるので、結婚式らしさを全力で味わえます。ただ会場を探す手間がかかったり、別途契約が必要な場合があるので確認しましょう。
自宅の場合、リビングや庭などをデコレーションし、スタッフが機材を自宅に持って行って撮影します。結婚式らしさは味わいにくいのが難点ですが、10万円以下で結婚式ができる場合もありコスパが良いです。
中にはスタジオで撮影するサービスも。スタジオ自体は何もありませんが、特殊な背景と撮影技術・合成技術を駆使して、まるで会場にいるような配信が可能です。クオリティの高い映像配信にすると費用がかさみやすい点に注意しましょう。
4.衣装をどうするか
ちゃんとした挙式・披露宴にするなら、新郎はタキシード、新婦はウェディングドレスを着用します。1.5次会や二次会のようなカジュアルなパーティにする場合は、スーツに白ワンピースでもかまいません。
タキシードやウェディングドレスを着るなら、どこで手配するかを決めましょう。オンライン結婚式サービスが用意してくれたり、提携のドレスショップでレンタルできる場合もあるので、こちらも確認が必要です。
また新郎新婦だけでなく、ゲストのドレスコードを指定してあげると「何を着て参加すればいいの?」と悩むゲストの衣装選びのお手伝いになりますよ。
参考:話題の【オンライン結婚式】ゲスト・新郎新婦の服装はどうすればいい?
5.司会をどうするか
オンライン開催といえど、司会は必須!今ではほとんどのオンライン結婚式サービスで司会を付けてくれますが、不安な場合は一度相談しましょう。
また、司会者は会場に必ず来る必要はないため、遠くにいるMCや普段多忙な有名MCにも依頼できるのがポイント。依頼したいMCがいる場合には、思い切って連絡してみましょう。
参考:結婚式には必須!【オンライン結婚式】の司会はどうすればいいの?
6.誰をどのように招待するか
オンライン結婚式において、ゲストの参加方法は2つ。
- 全員オンラインで参加
- 数人はオフライン(リアル)で参加、残りはオンラインで参加
全員オンライン参加だとゲストに直接会えないのが寂しいという人は、数人はリアル参加として、会場に来てもらうこともできます。例えば、親族だけ、親族+仲の良い友人数人など。
ただし、友人をリアル参加に招いて親族はオンラインだと失礼にあたる可能性があるので注意してくださいね。友人だけリアル参加してほしい場合には、1.5次会や二次会を企画しましょう。
7.どうやって招待状を送るか
オンライン結婚式でも紙の招待状を送ることができますが、せっかく「オンライン」で行うのですから、招待状も「オンライン」で完結するととてもラクです。
ビルーチェのWEB招待状は、メールやLINEでゲストに送信できます。出欠の返事もご祝儀・会費の決済もWEB上ででき、ハガキや現金書留を送る必要はありません。フォーマルさを求める場合は、WEB招待状・紙の招待状の送り分けも検討しましょう。
失礼のないように招待状を送るには、こちらの記事も参考にしてみてください。
参考:2020年秋最新!【オンライン結婚式】での失礼のない招待状の送り方
8.ご祝儀・会費は貰うべきか、どうやって回収するか
オンライン結婚式のご祝儀・会費を貰うべきかどうかは、実は明確には決まっていません。
「配信するだけで会場には来ないから、いただかない」「オンライン結婚式サービスを使うから費用をまかないたい」「ゲスト側からご祝儀の申し出があった」など、事情はさまざま。
とはいえ、ご祝儀や会費を受け取る場合には引出物や料理を準備してあげる心遣いは必要です。
ビルーチェのWEB招待状には事前決済機能があり、結婚式前にご祝儀金額がわかるため、予算に合わせた引出物の準備などができますよ。
参考:【コロナ対策】安心できる結婚式には事前決済必須機能を活用してみよう
ややこしさや不公平感をなくしたいなら、「ご祝儀は不要」「会費として1万円いただく」など統一してしまうのもいいでしょう。
9.料理・引出物は準備すべきか
ご祝儀の次に悩みやすいのが、料理や引出物の準備。こちらも先述したとおり「ゲストからご祝儀や会費を受け取るなら準備すべき」という判断がベターでしょう。
実は料理も引出物も、宅配でゲストのいる場所までお届けできます。料理は冷凍で事前に届けておき、オンライン結婚式で解凍して一緒に食べたり、乾杯したりも可能です。
引出物の送り方については、こちらの記事も参考にしてみましょう。
参考:オンライン結婚式に引出物って必要?パターンごとの引出物の有無と送り方
10.どんな演出や進行にするか
オンライン結婚式だと演出や余興はどうしても限られてしまいますが、基本的には従来のリアル結婚式と同じ進行方法だと考えてかまいません。
【挙式の進行】
- ビデオ配信ツールへゲストがアクセス
- 続いて新郎新婦がアクセス
- 開式の宣言
- 誓いの言葉&指輪の交換&誓いのキス
- 結婚誓約書への署名
- 閉式の宣言
- 披露宴へ
【披露宴の進行】
- ビデオ配信ツールへゲストがアクセス
- 続いて新郎新婦がアクセス
- 開演の挨拶
- 主賓挨拶、乾杯
- ケーキ入刀
- 余興、演出
- 祝電の紹介
- 花嫁の手紙
- 閉会の辞
- ゲストの退出
余興や演出では、お色直しなどゲストをお待たせしてしまう演出しないのがポイント。オンラインクイズ、友人へのインタビューなど。オンラインでできる演出を選びましょう。
オンライン結婚式は決めることがいっぱい!
オンライン結婚式でも決めることがたくさんあります。しかも、2ヶ月〜2週間と準備期間も短いです。
しかし、その短い準備期間もとても楽しい思い出になることは間違いありません。オンライン結婚式の準備を楽しみながら進めていきましょう!
関連記事:【完全版】何を準備したらいい?オンライン結婚式のやることリスト