ゲストと直接会わなくても、ゲストの顔を見ながら結婚式を挙げたい。そんなカップルから今、オンライン結婚式が選ばれています。
コロナ禍の中で急速に広まった結婚式スタイルゆえに、疑問や不安が残ることも。その中でも特に、ゲストにお渡しする引出物をどうすればいいのか迷うことが多いようです。
そこで今回は、オンライン結婚式で引出物を用意すべきかどうか、そして引出物の送り方について見ていきましょう!
オンライン結婚式とは?
オンライン結婚式とは、ゲストとリアルで対面せず(またはリアルで対面してもごく少人数のみ)、オンライン上で開催する結婚式や披露宴パーティのこと。
ZOOMなどのビデオ通話システムを使った双方向のスタイルもあれば、YouTubeのライブ配信機能を使った一方向のスタイルもあり、新郎新婦のニーズに合わせたオンライン結婚式を開催できます。
オンライン結婚式について詳しくは、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください!
参考記事:結婚式もリモートに。新たなスタイル【オンライン結婚式】とは?
オンライン結婚式に引出物はあるの?
リアルの結婚式であれば、会場まで足を運んでくれたゲストに当日引出物を渡すことができます。
しかしオンライン結婚式の場合、直接渡すことはできません。そもそも、オンライン結婚式で引出物を用意すべきかどうかもわからない新郎新婦も多いでしょう。
実はオンライン結婚式は従来のリアル結婚式とは違うスタイルなので、さまざまな開催パターンがあります。まずは、パターンごとに引出物の必要性を解説します。
ゲストからご祝儀・会費を集める場合
オンライン結婚式に参加するゲストからご祝儀や会費を集める場合、引出物の用意は必須。いただいた金額や新郎新婦との関係性(親族・友人・上司など)に応じた引出物を用意してあげましょう!
ちなみに、引出物の相場は次の通り。
- 親族:10,000円〜12,000円
- 友人・同僚:3,000円〜5,000円
- 会社関係・上司:7,000円〜10,000円
オンライン結婚式でも、引出物を送り分るのが一般的です。
ゲストからご祝儀・会費を集めない場合
ゲストからご祝儀をもらわなかったり、会費が不要なオンライン結婚式の場合、引出物は必須ではありません。この場合は、気軽に参加できるパーティーのようなカジュアルな結婚式になることが多いです。
しかし、オンラインであってもせっかくの結婚式。ゲストに「結婚式に参加した余韻」を感じてもらうためや、新郎新婦の気持ちや参加のお礼として引出物を渡すのがおすすめ。
引出物とまでもいかなくても、ちょっとしたギフトでもかまいません。この自由さもオンライン結婚式ならではの魅力です。
結婚式の前後にご祝儀をもらった場合
オンライン結婚式の開催前・開催後にご祝儀をもらうこともあるかもしれません。どのタイミングであれ、ご祝儀をもらったのならお返しとして引出物を送るのがマナーです。
結婚式の前にもらったのなら、引出物はなるべく当日に届くように送ります。当日に間に合わなくても、結婚式日時の3日後までには届けるようにしましょう。
結婚式の後にもらったのなら、ご祝儀を受け取り次第早めに送るようにするといいですね。
オンライン参加・リアル参加のゲストがいる場合
結婚式にオンライン参加するゲストに加え、親族や親しい友人など少人数のリアル参加ゲストもいるパターンもあります。リアル参加のゲストは従来の結婚式通り、ご祝儀を持ってきてくれる人がほとんどでしょう。
オンライン参加・リアル参加の両ゲストがいる場合には、不公平にならないよう、ご祝儀の有無にかかわらず全員に引出物を渡すのがベター。
金銭面が不安ならば、ご祝儀制ではなく会費制が安心です。オンライン参加のゲストは会場に来る手間がかからない分、会費を安く・引出物のランクを下げるようにすれば、オンライン参加・リアル参加の不公平感は軽減されます。
オンライン結婚式の引出物を送る方法
結婚式のスタイルに合わせた引出物のパターンを見てきましたが、そこで気になるのが引出物の渡し方です。
オンライン結婚式の引出物は手渡しすることも可能ですが、郵送・宅配で送るのが基本。
郵送・宅配にも次の3パターンがあります。
- 自分で現品を購入し、梱包して送る
- 通販などオンラインで購入し、配送先はゲストの自宅
- 電子のカタログギフトをメールやLINEで送り、ゲスト自身に選んでもらう
どの方法でも直接ゲストと会う必要はありません。コロナ禍で外出が控えられている今、宅配の方がゲストも安心できるでしょう。
ここからは、送るタイミングや具体的な渡し方を見ていきましょう。
結婚式の後に送る
誰からいくらのご祝儀をもらったのかがわかるのは、たいてい結婚式が終わってから。結婚式の後なら、ゲストと新郎新婦との関係性やもらったご祝儀額に合わせて、柔軟に引出物の内容を変えられます。また、結婚式の前は式のことだけに集中して準備できるのもポイントです。
ただ、結婚式から日数が開きすぎるとマナー違反に思われる可能性もあるため、結婚式が終わったらすみやかに引出物を送ること。一般的に、内祝いは結婚式の1ヶ月後までに届くのが良いとされています。
もし遅れてしまった場合には、申し訳ない気持ちを書いたあいさつ状やメッセージカードを添えるといいでしょう。
結婚式当日に届くように送る
事前にご祝儀・会費をもらっているなら、オンライン結婚式の当日に届くように手配しましょう!ゲストも当日に引出物が届けば、遅れて届くよりも嬉しいはずです。
ビルーチェのような事前決済機能付きWEB招待状のサービスを利用すれば、事前にご祝儀・会費の金額を知ることができますよ。
関連記事:【コロナ対策】安心できる結婚式には事前決済必須機能を活用してみよう
また当日に届けるなら、引出物と一緒に結婚式を盛り上げるための乾杯セットやお料理、ミニギフトなどを届けるのもおすすめ。オンライン結婚式サービスの中にはそういったセットを届けてくれるサービスもあるため、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか?
関連記事:【徹底比較】どれがいい?【オンライン結婚式】のサービス毎のメリット・デメリット比較
近くのゲストには直接渡す
同じ県内・市内に住んでいていつでも会える距離のゲストや、結婚式にリアル参加してくれたゲストには、直接引出物を渡してもいいでしょう。直接渡すことで相手の様子が分かったり、きちんとお礼の言葉を言えたりと、対面だからこそのメリットもあります。
ただし、コロナ禍の影響により外出や人に会うのを自粛している人は(新郎新婦もゲストも)、同じ県内に住んでいても郵送・宅配でOK。一番守るべきなのは自分たちや相手、相手の家族の健康です。
どうしても顔を見てお礼を伝えたいゲストがいる場合には、ZOOMなどのビデオ通話システムを使って顔を見ながら話すのがおすすめです!
オンライン結婚式で送る引出物は「ありがとう」の気持ち
引出物は「いただいたご祝儀・会費に対するお返し(内祝い)」と認識している人も多いでしょう。従来であれば、その認識でも問題ありません。
ただ、オンライン結婚式でも当日参加するゲストは時間を取ってまで来てくれます。そんなゲストのために、目に見える形でお礼の気持ちを伝えたらきっと喜ばれるはず。
ご祝儀や会費をもらう場合はもちろん、仮にもらわなかったとしても、「ありがとう」の気持ちを引出物と一緒に送ってあげましょう!