2020年の明けより始まったコロナもいよいよ3年目。これまで結婚式事情も大きく変わりました。
延期や中止を余儀なくされる一方で、結婚式の価値観の多様化が進むきっかけにも。非接触での受付、配慮された座席配置などの工夫がされるほか、オンライン結婚式やWeb招待状など、デジタルを利用したスタイルも普及しています。
そして2023年、マスク着用が個人判断に切り替わりました。
これから結婚式を挙げる人は、
「結婚式では、もうマスクをつけなくていいの?」
「それとも、結婚式は人が集まるから引き続きマスクをつけておいた方がいいの?」
など、今後どのように対応すべきか迷いますよね。
そこで今回は、2023年以降の結婚式でのマスク着用や対策などについて詳しく解説していきます。
※結婚式場が個別にガイドラインを提示している場合があるため、基本的にはそちらに従うようにしましょう。
マスク着用が個人判断に!結婚式への影響は?
これまでマスク着用は、「屋外では原則不要、屋内では原則着用」とされていました。そして2023年3月13日より、屋外でも屋内でもマスク着用は個人判断になりました。
厚生労働省のホームページでは、以下のように書かれています。
[令和5年3月13日から]
個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断が基本となります。
感染拡大防止対策として、マスクの着用が効果的である場面などについては、マスクの着用を推奨します。
結婚式では、マスクをつけていても食事の際や写真撮影などでマスクを外す場面が多いです。
また「ゲストがみんなマスクを着用しているので、表情が読みづらく楽しんでもらえているか不安」といったホスト側の声もあります。
マスク着用が義務ではなくなることで、結婚式がやりやすくなると考えられますね。
とはいえ、感染リスクが無くなったわけではありません。
「感染拡大防止対策として、マスク着用が効果的である場面などについては、マスクの着用を推奨します」と注意書きされているとおり、今後も感染を防ぐための工夫が必要です。
では、結婚式の場面ではどうすればいいのでしょうか?
結婚式のマスク着用判断のポイントは2つ
結婚式でマスクを着用すべきか?それとも、外しても良いのか?
その判断は個人に委ねられていますが、考える際のポイントは大きく分ければ2つです。
- 周囲の方に感染を広げないように着用する
- 自分を感染から守るために着用する
周囲の方に感染を広げない
感染症の特徴として、ウイルスを保有しているけれど無症状の人も多いことが挙げられます。感染リスクが高い場面では、周囲の方に感染を広げないためにマスク着用するのがおすすめです。
具体的には、高齢者や妊婦、基礎疾患のある方(=感染リスクが高い方)と席が近い場合には配慮しましょう。
また高齢者施設や医療機関などに勤めている方は、仕事上感染リスクが高い方と接する機会が多いです。職場で感染させてしまう可能性を考え、マスク着用を推奨します。
さらに、花粉症やアレルギーがあり、咳やくしゃみで飛沫が気になる場合にもマスクを付けていると安心ですね。
自分を感染から守る
高齢者、妊婦、基礎疾患のある方(=感染リスクが高い方)は、自分を感染から守るために、結婚式ではマスクを着用しておくことが大切です。
感染リスクが高い方は症状が出やすいだけでなく、重症化するリスクも高いです。
新型コロナウイルスはインフルエンザと同等となる「5類」へと移行される予定ですが、引き続き注意していきましょう。
ここまで「こんなときはマスク着用推奨」と書いてきましたが、マスクを外して結婚式を楽しみたい人も多いでしょう。
ケースバイケースにはなりますが、安心してマスクを外せる条件が揃っていれば、もちろん外して参加してもかまいません。
マスクなしでお互いの顔を見ながら、一体感のある結婚式で盛り上がってくださいね。
ゲストにどう伝える?マスク着用についての案内例文
マスク着用が個人判断になったことで、「着用する・しない」のさまざまなケースが考えられます。
「ゲストへの案内の仕方が難しい……」と感じる人もいるかもしれませんね。
そんなとき使える、マスク着用についての案内例文をご紹介します。
【マスク着用について】
新郎新婦はマスクを外して参加いたします
ご来賓のみなさまのマスク着用はご判断にお任せいたしますが
基礎疾患をお持ちの方 ご高齢の方 妊娠中の方など
感染リスクが気になる方は
なるべくマスク着用をお願いしております
また 花粉症で飛沫が気になる方や
歓談時に気になる方は
マスク着用を推奨しております
なお 当会場は引き続き感染症対策を実施しながら
結婚式を執り行ってまいります
【マスク着用について】
マスクの着用はみなさまのご判断にお任せいたしますが
次の方はなるべくマスク着用をお願いしております
・基礎疾患をお持ちの方 ご高齢の方 妊娠中の方
・花粉症等による飛沫が気になる方
また お食事や写真撮影ではマスクを外していただけますが
歓談時に気になる方はマスクのご着用を推奨しております
なお 新郎新婦はマスクを外して参加いたします
当会場は引き続き 感染症対策を実施しながら
結婚式を執り行ってまいりますので ご安心ください
マスク着用判断の案内文は、招待状に直接記載するか、あるいは招待状に案内用紙を同封すればOK!
BiluceのWeb招待状の場合、招待状の文面を自由に変えられるので、案内文を追記できますよ。招待文と組み合わせて、オリジナルのWeb招待状を作りましょう!
Web招待状はこちらをチェック!
招待状の文例はこちらをチェック!
結婚式でも効果アリ!その他の対策
マスク着用義務がなくなっても、ホストもゲストも安心して結婚式に参加するために、引き続き感染症対策は行なっていきたいところ。
マスク以外にできる対策をご紹介します!
引き続きアルコール消毒や手洗いを
コロナ禍になり、日常的にアルコール消毒や手洗いうがいを行うようになったことで、なんと季節性インフルエンザの感染者数が減少したというニュースを聞いたことがあるでしょうか?
参考:ウェザーニュース
アルコール消毒や手洗いうがいは、ウイルス性の感染症対策として効果的!
結婚式でも各テーブルにアルコール消毒液を設置したり、こまめに手洗いをしたりして対策をしていきましょう。
デジタルやWebの活用
スマホなどのデジタルデバイスやWebシステムを使うことで、非接触で受付や会計ができるようになりました。
人と人の直での接触を最低限に抑えられるだけでなく、スムーズに受付や会計ができるので、混雑を避けられ、手間を減らせるのがメリット。これもコロナ禍により急速に普及したスタイルです。
結婚式で利用できるWebシステムでおすすめなのがWeb招待状です。
事前決済機能のついているWeb招待状では、結婚式の受付でご祝儀や会議を支払うのではなく、クレジットカード決済する仕組み。ゲストは新札の現金を用意して持ち歩く必要がなく、支払いをコントロールしやすくなります。
ホストもお金を厳重に保管する必要がなくなったり、事前にご祝儀額を確認できたりと、便利な面がたくさんありますよ。
余裕をもった座席配置
今後の結婚式では、マスクを外して参加するゲストが増えると予測されます。みんなに楽しんでもらいつつ、少しでも感染リスクを抑えるために、余裕をもった座席配置も有効な対策だと言えるでしょう。
- 1テーブル8人がけのところを6人がけにする
- テーブルとテーブルの間の距離をあける
- ガーデンウェディングなど開けた空間で行う
などの工夫ができますよ。
これからの結婚式は「思いやり」が大切
マスクを外し、お互いの顔や表情が見えやすくなることで、結婚式がよりオープンで思い出深いものになることは間違いありません。ここまで結婚式を延期や中止していたカップルも、ぜひこれを機会に検討しなおしてみてください。
ただし、感染リスクがゼロになったわけではありません。一人一人が状況を見ながら柔軟に判断していくことが大切です。特に、周りの方への配慮が必要となります。
また、マスク着用について、無理に着脱を強要することなく、本人の意思を尊重しましょう。
思いやりにあふれた、素敵な結婚式にしてくださいね。
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