【完全版】新しいお祝いのカタチ【オンライン結婚式】で失敗しない手順まとめ
オンライン結婚式(リモートウェディング・ZOOM結婚式)とは、パソコンやスマートフォンのビデオチャットサービスを使って挙式や披露宴を行う「新しいお祝いのカタチ」です。
しかし、従来の結婚式とは少々勝手が異なるため、どのように準備を行い、どのように式が挙げられるのかうまくイメージすることができないという人もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな人たちのために、オンライン結婚式で絶対に失敗しない手順についてまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
オンライン結婚式を執り行うおおまかな流れについて
まず、オンライン結婚式を挙げると決めてから、どのような手順で結婚式当日を迎えればよいのか。簡単に概要を示します。
(1)結婚式のイメージを考える
(2)式場やプロデュース会社に委託するのか、自分たちで準備するのかを決める
(3)オンライン結婚式ができる会場を探す
(4)結婚式の流れや演出といった構成を決める
(5)料理の手配など、結婚式に必要なものをそろえる
(6)結婚式当日を迎える
以下、この流れに沿ってご説明していきます。
【ステップ1】式のイメージを大きく左右する、会場選びのやり方は?
オンライン結婚式を挙げるには、ふたつのケースが考えられます。ひとつは、式場やプロデュース会社が提供するサービスを利用するケース。もうひとつは、すべて自分たちで準備するケースです。それぞれのケースによって、会場の選び方が多少異なります。
前者のケースでは、結婚式のプロが自分たちのイメージに合った会場を的確に提案してくれます。チャペルや神社、高級ホテルなどは言わずもがな、なかには琵琶湖の湖畔で式を挙げたご夫婦まで存在するようです。
そうした要望にも柔軟に対応してくれたり、おしゃれな飾りつけや、オリジナルの演出を施してくれたりと、ある程度お任せでも失敗が少ないのがメリットでしょう。
他方、後者のケースでは、自分たちで会場を選択することになります。そのため、コンセプトに適うような、創意工夫を凝らしたオリジナリティあふれる自由な会場作りが行えます。
しかし、数ある会場のなかからベストな会場を選び取るのはやはり難しいものです。
そんなときは、結婚式の会場紹介サイトを利用するのがベター。条件を入力して自分たちで会場を探せるだけでなく、なかにはオンライン上でWEBアドバイザーが無料相談に応じてくれるサイトも存在するようです。
【ステップ2】式を彩る演出やプログラムの構成を決めよう
オンライン結婚式では、従来の結婚式さながらの構成で式を挙げることができます。
プロデュース会社によって組まれているプログラムが異なったり、各社オリジナルコンテンツが存在したりするので、自分たちの希望に最も適したサービスを展開する業者に委託できるよう、入念なリサーチは欠かせません。
もちろん自分たちだけで行う場合、構成は自由ですので、思う存分やりたいことを盛り込めます。
ここでは、多くのプロデュース会社に共通するポピュラーな構成について一例を挙げておきます。
(1)挨拶コメント
(2)オープニングムービー・祝辞
(3)誓いの言葉
(3)乾杯(余興)
(4)ケーキカット
(5)ムービー上映
(6)スピーチ・手紙
(7)謝辞
いかがでしょうか。挙式や披露宴で行える事項は大方網羅できていると思います。当然、打ち合わせ次第で内容の変更は可能です。
そこに加えて、結婚祝いのプレゼントをウィッシュリストとして掲載できるといった、オンラインならではの演出も施すことができます。
【ステップ3】困ったときは、ウェディングプランナーへの相談も欠かさずに
プロデュース会社に結婚式の委託をした場合、専属のウェディングプランナーが結婚式の内容について手取り足取り教えてくれます。
自分たちで行う場合でも、フリーのウェディングプランナーが存在しますので、もし結婚式の段取りにつまづいてしまったときには依頼を検討してみるとよいでしょう。
どちらにも共通するのは、時節柄、オンラインでの相談に対応してくれているということです。自宅と会場との距離が遠く、対面での打ち合わせが困難な場合でも、オンラインなら楽に下準備を行うことができます。
もちろん、ご両親との打ち合わせにもオンラインで対応してくれます。不要不急な接触を避けることができるため、新型コロナウイルスの感染予防にも一役買ってくれます。
ただし、ご両親が高齢で、オンラインでのやりとりに不安がある場合には、何らかの対策を練っておく必要がありますので注意が必要です。
【ステップ4】式の全容が見えてきたら、WEB招待状をゲストに送ろう
「メールやSNSで文章を送るだけではつまらないし、かといって書面で送るのも硬すぎるし……」
そんなときは、WEB招待状を利用するのが最適です。WEB招待状サービスを利用すれば、デザイン性の高いオリジナルな招待状を、WEB上で簡単に作成して送付することができます。なかにはQRコードで招待状を送信できるサービスまで存在するようです。
WEB招待状サービスは、無料で利用できるサイトも多くございます。
サービスによっては、デザインテンプレートの数が豊富であったり、その他付帯サービスがあったりと、それぞれの色が存在しますので、費用や使いやすさ、気に入ったデザインテンプレートの有無などを基準に、お気に入りのサービスを見つけ出してください。
【ステップ5】結婚式の醍醐味のひとつ、料理の手配をしてみよう
オンライン結婚式の場合、ゲストへの料理は準備してもしなくてもどちらでも問題はありません。
しかし、先述した構成の一例のなかにも「乾杯」の時間が盛り込まれているなど、やはり参加者全員で同じ料理を食べてその美味しさを共有するというのも、結婚式の醍醐味です。
また、すべて自分たちで準備する場合でも、エリアによっては系列のレストランでデリバリーを頼むことができたり、オーダーメイドの料理を届けてもらえるケータリングサービスを利用したりすることで、オンラインでの結婚式を料理によってより充実した時間にすることができます。
【ステップ6】現実的に、かかる費用を把握しておくことも必要不可欠
オンライン結婚式でかかる費用は、従来の結婚式と比べて非常に安価です。
本来、結婚式に必要な費用は320万円前後が相場と言われています。
一方でオンライン結婚式では、プロデュース会社に委託した場合、かかる費用の相場は20万~100万円程度と、従来の結婚式の3分の1以下に抑えることができます。
また、すべて自分たちで準備する場合は、費用をさらに安く抑えることができるでしょう。
また、WEB招待状サービスのなかには、出欠の集計を行ったり、会費を事前決済できたりと、便利すぎる機能が搭載されたサービスも登場しています。
特に事前決済を利用すれば、結婚式前に会費をアプリ上で集金することができるため、面倒な手間を省くことができます。
さらに、サービスによっては決済手数料をゲスト負担にすることができ、新郎新婦の金銭的な負担まで軽減させることができるようです。
まとめ
・プロデュース会社に相談したり、会場紹介サイトのWEBアドバイザーから話を聞いたりして、理想の会場を選択しよう
・従来の結婚式とプログラムはほとんど変わらない! オンラインならではの内容も盛り込んで自分たちだけのオリジナルな結婚式を模索しよう
・ここまででつまづいてしまったら、結婚式のプロであるウェディングプランナーに相談することも大切!
・結婚式の全容が見えたら、WEB招待状サービスを利用して、ゲストに美しい招待状を送付しよう
・結婚式を盛り上げてくれる、料理の手配も忘れずに!
・オンライン結婚式ならかかる費用を安く抑えられる! 事前決済サービスなども駆使してコストパフォーマンスを高めよう
いかがだったでしょうか。実は皆さんが思われているほどオンライン結婚式を執り行うための手順は、そこまで複雑なものではありません。むしろ、従来の結婚式よりも手軽に安価で結婚式を挙げることができます。
オンライン結婚式の普及によって、より結婚式を挙げる人が増え、身近な存在になっていくかもしれません。